ESDとは、社会の課題と身近な暮らしを結びつけ、新たな価値観や行動を生み出すことを目指す学習や活動です。
例えば、持続不可能な社会の課題を知り、その原因と向き合う。それらを解決するためにできることを考え、実際に行動する。そのような経験を通じて、社会の一員としての認識や行動力が育まれていきます。
また、豊かな自然といのちのつながりを感じたり、地域に根ざした伝統文化や人びとと触れながら、人と自然、人と人との共存や多様な生き方を学ぶといったことも、ESDのアプローチのひとつです。
ESDは、(Education for Sustainable Development=持続可能な開発のための教育/持続発展教育)の略称です。
日本の「国連ESDの10年」実施計画では、ESDを「一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境との関係の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育」と定義し、教育とは、「学校等の公的教育のみならず、社会教育、文化活動、企業内研修、地域活動などあらゆる教育や学びの場を含む」と示されています。
さらにESD-Jでは以下の図を使って、1.持続可能な社会づくりの担い手として大切な価値観を育み、2.社会に参画する力とマインドを醸成する、3.そのためには参加体験型、問題解決型など、参加者主体の学びの場であることがESDのエッセンスであるとしています。
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