今、私たちの住んでいる社会に本当に必要なこと・・・
この地球を持続可能なものにしていくために必要なこと・・・・
それは、”人と人がつながり続けること”ではないでしょうか?
私たちが住んでいる社会が抱える問題を、他の誰かに任せるのではなく、市民一人ひとりが、学び、考え、行動する力を身につけて、社会に参画していく・・・そういう”人”が未来をつくっていきます。
ESDとは、そういった力や価値観を育む「学び」や「活動」の総称です。
つまり、「未来をつくる人づくり」。
ESDが目指しているのは「市民力」を高め、「誰もが安心して安全に、そして公正に暮らしていけるような社会」を、民主主義を通して実現していくこと。
そのために、大人も子どもも、知識獲得のみにとどまらず、参加や体験を通して自ら感じ考えることを重視し、現実社会の問題解決や地域づくりに一歩踏み出す経験を積み重ねることが重要です。
地域には、市民参加のコーディネーター、ボランティアコーディネーター、社会教育主事、教育支援コーディネーター、まちづくりコーディネーターなど、さまざまなコーディネーターが活躍しています。
このプロジェクトでは、これらのコーディネーターの皆さんにESD という考え方や手法を共有してもらうこと、そしてコーディネーターという職にはついていなくとも、社会の課題に取り組んでいる方々が多様な主体と連携していくための力(仮に、ESD コーディネーション力と呼びましょう)を強化することを目指しています。
未来へつなぐ人のネットワーク・・・ESD-J は、ESD推進機関やコーディネーター養成機関などと協力し、このプロジェクトを通して、ESD コーディネーターネットワークのコアを作っていきたいと考えています。
(上図)地域の学校や企業、公民館、さまざまな場で活躍しているESD コーディネーター。
そのコーディネーターが地域のハブとなり、多様なマルチステークホルダー(学校、大学、商店街、農林漁業従事者、子どもたち、自治体職員、企業、NPO ……)たちをつないでいきます。