日本国際理解教育学会 国際委員会は、ユネスコを含む国際機関の最新動向を学会員の皆様と共有とする場として2022年度より「ユネスコカフェ」を開催しています。
第12回ユネスコカフェは、公益財団法人国連大学協力会の常務理事・事務局長で、本学会会員でもおられる浅井孝司氏にご登壇頂きます。「ユネスコ・ESDとのつながり」というタイトルで、ご自身とユネスコ諸事業およびESD(持続可能な開発のための教育)との長年にわたる関わりについて振り返って頂き、その成果と課題、また未来に向けての展望を語って頂きます。
浅井孝司氏は35年間、文部科学省に勤務された教育行政のプロフェッショナルです。とくにESDの出発点となった2002年のヨハネスブルク・サミット(持続可能な開発に関する世界首脳会議)を担当されて以来、長年にわたって日本政府の立場からESDの推進に尽力してこられました。また文科省の国際統括官補佐としてユネスコスクール(ASPnet)をはじめとするユネスコ事業にも従事され、ユネスコスクールの国内展開やESDの普及に多大の成果を上げてこられました。2014年には「国連ESDの10年」(2005年~2014年)を総括する「ESDに関するユネスコ世界会議」において岡山市の運営責任者として主導的役割を果たされたことも特記すべきご業績です。さらに浅井氏は九州大学特任教授をはじめ高等教育の国際交流においてもめざましい活躍をしてこられました。
このように日本の教育行政の中枢にあって、ESDおよびユネスコスクールやエコパークなどのユネスコ諸事業に先導的かつ多角的に従事してこられた浅井孝司氏からユネスコと日本との関わりや、ESD推進に日本が果たしてきた役割について、大所高所から振り返り、その成果と課題を整理して語って頂くことには本学会にとっても大きな意義があると思います。みなさまには是非、浅井氏の話題提供を受け、ご自身とユネスコやESDとのつながりについて振り返って頂き、共通点や相違点も含め、視点や課題意識の往還を行なって頂きたいと願っています。それは私たちが日本国際理解教育学会としてまた個人として今後、どのようにESDやユネスコの諸事業と関わってゆくのかのロードマップを描いていくための足がかりにもなるはずです。
この本学会イベントをより有意義な議論とするために、本ユネスコカフェではESDやユネスコスクールをはじめユネスコの諸事業にさまざまな形で関わっておられる皆様と一緒に勉強して参りたいと考えております。ぜひ積極的にご参加ください。
🟩日時:2024年(令和6年)4月26日(金曜日)19:00~21:00
🟩内容:「ユネスコ・ESDとのかかわり」(話題提供:浅井孝司氏)
https://zoom.us/j/91922566462?pwd=OE9ZeS94cUNTeVlSc3RnZlhDVWhadz09
👁🗨ミーティング ID: 919 2256 6462
👁🗨パスコード: 001877
また、これを機会に、国際理解教育に関する、国際動向にご興味のある方は、是非、メールアドレスをご登録ください。https://forms.gle/JEtcoxbspUHMt4wy6