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書籍のご紹介「高校と地域のパートナーシップ 協働が未来を拓く」

【内容】学習指導要領においても「持続可能な社会の創り手の育成」が基本理念となり、とりわけ高等学校については、「持続可能な地域づくりの拠点」としての役割を果たすことが期待されている。地域との協働により学校教育の活性化と地域振興を成し遂げている成功例も見られ、学校の地域協働は多様化している。

本書ではこれらの協働を、5つのカテゴリーに整理。
1 地域の伝統校として地域内外の人材を中核的に育成する高校
2 地域(唯一)の高校として地域に根差した教育活動を展開する高校
3 専門学科を生かして地域の産業や発展に資する人材を育成する高校
4 私立学校や附属学校など設立団体の理念や方針に沿って地域と連携する高校
5 定時制や単位制の高校など地域のオールタナティブな教育の受け皿となる学校
それぞれのカテゴリーから、実践事例をもとに協働の内容、カリキュラムの工夫、協働を支える校内・校外の組織と組織運営の工夫等から学ぶべき点と課題を抽出し、高校現場や高校と協働するステークホルダー(自治体等)への提言を試みる。

【執筆者】
編著者:荻原 彰、小玉敏也
分担執筆者:及川幸彦、中口毅博、水山光春、江森真矢子、吉岡雄志、小市 聡、小野敬弘、浅井勝己、石丸幸勢、奥津憲人

【目次】

第1章 地域創生に資する高校の地域との協働的な学びの類型

第2章 公立高等学校における地域協働の内容と課題

第3章 人口減少地域における地域創生に貢献する高校と地域との協働的な学び
実践事例1 岡山県立和気閑谷高等学校―地域を学び地域を育てる閑谷学と地域協働探求
実践事例2 岡山県立矢掛高等学校―地域活性化の重要な拠点としての高等学校

第4章 地域協働による生徒のエンパワメント―地域とつながることによる生きる力の獲得
実践事例3 横浜市内A 高等学校―学校内外の資源を活用した社会的包摂の実践

第5章 専門性を活かした地域協働―地域産業の持続と革新を支える高校
実践事例4 宮城県立多賀城高等学校―東日本大震災を契機とした地域連携
実践事例5 長野県立白馬高等学校―白馬の地域資源を活用した授業実践

第6章 探究力の練成の場としての地域協働―都市進学校の挑戦
実践事例6 神戸大学附属中等教育学校―Kobe プロジェクト学習と防災活動グループによる地域連携
実践事例7 新渡戸文化高等学校―授業から修学旅行まで社会と協働して見える“在り方”の変容

第7章 地域協働の評価

第8章 地域協働を効果的に進めていくために―留意点と課題

◆詳細:高校と地域のパートナーシップ – 株式会社 学文社 (GAKUBUNSHA)

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